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不良になる曲がり角で、手を差し伸べてくれた人

不良になる曲がり角で、手を差し伸べてくれた人

画像の説明

【不良になる曲がり角で、手を差し伸べてくれた人】


阪に住む40歳代の女性、Mさんの話です。

子供の頃、Mさんはお父さんとの二人暮らしでした。

お父さんは仕事で忙しく、いつも家に居ません。



いつも一人で留守番です。



明りのついてない家の鍵を、毎日自分で開けなければいけません。

それに、三十数年前、まだ父子家庭は世間から距離を置かれており、

「お母さんのいない子とは遊んじゃいけない」

と陰でささやかれていたようです。



なぜ私だけ、こんなに寂しい思いをしなければいけないの、

とMさんの心は次第に荒んでいきました。



不自由がないようにと、お父さんからは多めにお小遣いをもらっていました。

家には帰りたくないし、公園でお菓子を買って食べてると、

近所の主婦たちから、後ろ指さされるようなこともたびたびでした。



そのうち、人目を気にしないでいい、自分の居場所が見つかりました。



ゲームセンターでした。

ここなら何時間いても怒られず、ゲームをするお金もあります。

中学生になっても、学校帰りに制服のままゲーセンに通いました。



そんな姿も、人に見られて不良よばわりされ、

Mさんはますます孤立していきました。



誰もMさんに近寄りませんでした。

そんな時、ただ一人だけおせっかいな人がいました。

中学二年生の時の担任、女先生でした。

「どうして、毎日ゲームセンターに行くの?」



「別に」とMさん。

ふて腐れたMさんの態度です。



先生は、Mさんの家庭環境を察し、しばらく様子を見ることにしました。

二学期が始まったばかりのある時、

Mさんは、先生から「はい!」と渡されたものがあります。



その渡されたものを通じて、

Mさんの行動とその後の生き方が大きく変わります>>>

後で振り返って分かること、あれがターニングポイントだった

れ宿題ね。明後日までに読んできて」

Mさんが渡されたものは、一冊の文庫本でした。



面倒くさかったけど、宿題と言われたら仕方ない、

Mさんは、しぶしぶ本を受け取り、読んでみました。



その文庫本は、当時とても人気があった推理小説だったのです。

およそ宿題にふさわしくないものでした。

Mさん、その本が面白くなりました。

読み進むうちに、犯人が誰なのか気になり、夢中でページをめくります。



二日後、先生に宿題を終えたことを報告しました。

先生は、

「じゃあ、次はこれね。先生とどちらが先に読み終わるか、競争よ」

と、次の本を手渡しました。

同じ本が先生の手元にもありました。

これが宿題ではないことがMさんにもわかりましたが、逆らわずに読みました。



次の本も面白かった。

Mさんは、次第に先生に会って本の話をするのが楽しみになってきました。



トリックや犯人が誰か推理を立てたりするのに、

Mさんの目が輝いてきました。

そんな「読書会」が10回以上繰り返されました。



ある時、Mさんは、もらってばかりでは悪いなと思い、

自分で2冊買って、先生に一冊渡しました。



その時、先生は目を潤ませながら、

読書は楽しい?」と聞いてきました。

Mさんはその時すでに、読書の楽しさを感じていたし、

独りの夜の寂しさもまぎれていたのでした。

それでも、なぜかその時は素直に返事が出来ませんでした。



Mさんが高校に進み、先生が他県に転任するまで、

そんな「読書会」は続いたそうです。

その頃には、本の話ばかりでなく、いろんな相談事も含めて、

先生は、Mさんの話を聞いてくれました。



現在のMさんの本棚には、先生とともに読んだ

沢山の本が並んでいるそうです。



一昨年、その先生は、まだ50歳代の若さでお亡くなりになりました。

焼香の時、先生の遺影がMさんに語りかけてくるのを感じたそうです。

「読書は楽しい?」

今なら、Mさんは言えます。

「はい!」

先生、ありがとう、と。


参考:PHP《特集》人生、どっしり構えてみよう
「読書は楽しい?」を下敷きにしています。



感動シリーズ


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