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おばあちゃんにかき氷を食べてほしいから

おばあちゃんにかき氷を食べてほしいから

画像の説明
【おばあちゃんにかき氷を食べてほしいから】



から、数十年も前の夏休みの出来事でした。



右目の手術を受けて入院していた、

私の大好きなおばあちゃんが、

退院して数日が経った頃でした。



かすかな鈴の音を聞き、

私は母にねだって20円もらうと、

スカートの中にねじこみました。



坂上の村の本道を、

たまに自転車の荷台にかき氷の器具を積み、

やってくるおじさんだと分かったからです。



私はアルミの四角い弁当箱を持ち、

大急ぎで家を飛び出し、「おじさーーん」と、

大声で手を振りながら、石ころだらけの坂道をかけて行きました。



おばあちゃんに、どうしてもイチゴのシロップをかけた

かき氷を食べさせてあげたかったからです。



おじさんは道端で待っていてくれました。



シャリシャリと弁当箱に氷がすられ、

赤いイチゴのシロップがかけられました。



私は20円払うと、坂道を飛ぶように走って帰りました。



ところが、あと4、5メートルでわが家というところで、

思わぬ事態が起きたのです。



何と、小石につまずき転んでしまい、

弁当箱は手から離れて地面に飛んだのです>>>

おばあちゃんをがっかりさせたのが悲しかった

タが外れて、かき氷は乾いた土にみるみる溶けていきます。


すくいようのない大事なかき氷。



ひざ小僧をすりむいて血が滲み、

痛くて泣きそうになりましたが、こらえました。



それよりも何よりも、うだるような暑さの中で私を心配し、

杖をついて、外で立っていたおばあちゃん。

眼帯も痛々しいおばあちゃんの姿を見た時、

「ごめんね、おばあちゃん」

と言葉にならない悲しみで胸がつぶれそうになりました。



おばあちゃんは、私のケガに気づき、優しく、

「大丈夫か?早く母ちゃんに赤チンつけてもらえ」

と言いました。



私は、空っぽの弁当箱をにぎりしめ、

涙があふれそうになりました。



と、その時、ちりんちりんと鈴の音が近づいてきたのです。

かき氷のおじさんが坂道から降りてきました。

そして、私たちに声をかけてくれたのです。



「おーい、おかわり持ってけ」




感動シリーズ


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遠い日の出来事でした。

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