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認知症の自宅介護は、甘くありません。・・・しかし

認知症の自宅介護は、甘くありません。・・・しかし

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【認知症の自宅介護は、甘くありません。・・・しかし】



の手記を記された方は、障害者の主婦であり、

認知症の義父(当時八十八歳)の介護をしています。

認知症で寝たきりの方の自宅介護は、ほんとうに大変です。



食事の世話、シモの世話、掃除・洗濯、その他家族の世話など、

いっときも心の休まることのない過酷な仕事です。

大変なご苦労の、具体的な場面、凄惨な様子をここで記述するのは控えます。

以下、その方の手記を抜粋しながら、要点をお伝えしたいと思います。



じいちゃんが寝ついてから、ちょうど1年経ちました。

ニ度目の夏が巡ってまいりました。

私もくたくたに疲れました。

体が不自由ですので、余計疲れるようです。

主人も見かねて、どこか預かってくれる病院はないかと、

特養にもかけ合ってくれましたが、義父の場合、付添婦をつけねばなりません。

経済的にままならないのです。

親戚にもすがってみましたが、皆それぞれ生活が手一杯で、

こんな世話のかかる病人を預かってくれるところはありませんでした。

ただ一人、主人の妹が遠方に嫁いでいましたのが、

最後の親孝行になるかもしれないから、

しばらく預かってみようと言ってくれました。



娘だったらと安心して、その厚意に甘えることになり、

明日、車で迎えに来てくれるという日のことです。

荷物の準備をしていますと、修行僧が見えられ、門口に立たれました。

報謝に出ると、そのお坊さんのひと言が大きく私を驚かせました>>>

私の情けない心を見透かされて

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さんは大きな悩みを抱えておられますね。右か左か、大変迷っておられますね」

と言われましたので、私はびっくりしました。

私の悩みが分かるとは、大変な修行をされた方だと思い、

簡単に事情を話しました。

すると即座にお坊さまが仰いました。


「おじいちゃんを家から出してはいけません。

 今までの奥さんの苦労が水の泡になります。一生、後悔が残ります。

 もうしばらく辛抱なさい。

 お父さんは、もう人間の心を失っておられます。

 人間ではありません。仏さまです。

 仏さまに仕える心で、毎日手を合わせてお世話しなさい。

 必ず、変わったことが見られます。

 お父さんは必ず満足して、成仏されるでしょう。

 もう一息、頑張りなさい」



私は恥ずかしくなりました。


おじいちゃんを憎らしく思った日もありました。嫌だと逃げたい日もありました。

今、ここで、修行された方に、心の底を見透かされた思いで、

本当に恥ずかしく、申し訳ない心になりました。

私も及ばずながらも信仰させていただいている人間です。

「ありがとうございました。必ずそうさせていただきます」

と、心からお誓いさせていただきました。



それから早速、明日迎えに来てくれる方に断っていただきました。

そして、おじいちゃんに心からお詫びをいたしました。

「おじいちゃん、堪忍してね。

 おじいちゃんを他所へ預かってもらおうなんて思って。

 でも、もう決して、おじいちゃんを他所へはやりません。

 私が最後までお世話をさせてもらいます。堪忍してください」

と叫びました。

涙があふれてきました。

私は行き届かぬ嫁でした。

自分が精一杯やっていると思いあがって、私の真心なんて、

ちっともこもってはいなかったのだと、心から懺悔しました。

涙がとめどなく頬を伝いました。

おじいちゃんは、相変わらず何も言いませんでしたが、

私には仏さまに見えました。

手を合わせて拝みました。



それから心を取り直し、いろいろ集めて作った荷物を片づけ、夕食になりました。



例によって、半身を起して夕食を食べてもらいました。

食事が終わると驚きました。

ごちそうさん



おじいちゃんの口から言葉が出たのです。

今まで一度も言われなかったことを、

おじいちゃんが、たったひと言、それだけ言ったのです。



それだけではありません。

おしっこをとってあげると、

ご苦労さん」と、はっきり聞こえました。



私は空おそろしくなりました。

思わず手を合わせました。

おじいちゃんのことを、不満に思ったり、腹を立てたりしたこと、

そんなことが申し訳なく、ただただ悔やまれました。



仏さまだったのだと、真実、そう思いました。

おじいちゃんの顔が一変して、円満なにこやかな顔になりました。

それからは本当に手を合わせてお世話をさせていただきました。

あんなに疲れて苦しかった私は、うそのように元気になり、

「ごちそうさん」「ご苦労さん」の声が毎日聞けるようになり、

私も心からお世話が出来て、楽しい日が流れました。



もう汚される心配もほとんどなくなりました。

熱いお湯で体を拭いても、

「おおきに、ご苦労さん」と言われてびっくりしました。


その後、約半年後に、おじいちゃんは、食べ物が喉に詰まり、

あっけない最期を迎えます。

それほど苦しむこともなく、90歳の天寿を全うした大往生でした。

この方の自宅介護は、おじいちゃんが床に就かれて1年半ほどでした。

一生の悔いを残すところだった。覚悟を決めて、本当によかった。

長いようで過ぎれば短い日々でした・・・と語っておられます。



認知症の家族を自宅介護するには、ほんとうに厳しい現実があります。

そして、人それぞれの生活態様がありますので、

一概にこの話の主婦のように、一心に世話すべきだとは主張しません。

世話をする方々の心が折れないよう、相談の窓口を利用したり、

自分の心をリフレッシュさせる手段を探したり、

生活上の、多様な選択肢を設けていただきたいと思います。

私(ゆるゆるおっちゃん)も及ばずながら、

もうすぐ百歳の母を自宅介護しているところです。

PCを打つときは、いつも母が視界内にいます。




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