Facebookページ初心者への入門ガイドマップ。フェイスブックのアカウントを利用してまずFacebook pageを開設しましょう。集客やプロモーションに有効です。

お父さんの思い出を作文に書けなかった

お父さんの思い出を作文に書けなかった

画像の説明
【お父さんの思い出を作文に書けなかった】



学生の時、僕はいじめられていた。

無視されたり、叩かれたり…。

死にたいとは思わなかったけど、

学校に行くのはとても辛かった。



イジメをするのは、一部のクラスメートだけだったけど、

他の子たちは、自分もいじめられるのが怖くて、

誰も助けてはくれなかった。

ある日、授業で「自分のお父さん」のことについて、

作文を書く授業があった。



先生は、

「何でもいいんだよ。遊びに行ったこととか、

 お父さんの仕事のこととかでもいいんだよ」と言っていた。



けど、僕はなかなか書くことができなかった。



クラスの子たちは、みんな楽しそうに書いている中、

僕一人教室の中で、独りぼっちだった。



結果から言うと、作文は書いた。



書いたのだが「自分のお父さん」というテーマとは違うことを書いた。



またこれがきっかけで、イジメられるのかなと、

子供心にとても不安だった。



でもそれしか書けなかった。



作文は授業の終わりと同時に集められ、先生は、

「来週発表会をします」と言った。



先生は、そのまま教室を後にした。



その後は、頭を叩かれて、いじめられている普段の僕がいた。



そして、作文の発表会の日。



ただひたすら、「僕の作文は選ばれませんように」

僕は、祈って下を向いているだけだった。



発表会は、順調に進み、あと10分で授業も終わるところまで来ていた。

僕は少し安心していたのだが、その期待は無駄だった。



先生が言った。

「では、最後に○○君に、読んでもらいます」

頭の中は真っ白だった>>>

ぼくの書いた作文、ほんとは逃げ出したかった

は言った。

「あの、先生・・・。僕はお父さんのこと、書いてないです」



クラス中から非難の声が上がった。



誰かが言った。

「バカじゃねえの?廊下に立ってろよ、オマエ」

様々な声が飛び交ったが、非難の意見はみんな一緒だった。



もうどこにも逃げられなかった。



「静かにしなさいっ!」と先生。

突然の大声に、教室は静まり返った。



続けて先生が言った。

「先生はどうしても読んでもらいたいの。だからみんな聞いてください。

 さあ、読んでください」



僕はおずおずと読みました。


『ぼくのお父さん』



ぼくのお父さんはいません。

幼稚園の時に、車にはねられて死んだからです。

だからお父さんと遊んだのも、どこかへ行ったこともあまりありません。



それにお父さんのことも、あまりおぼえてないです。

写真があるので見ましたが、おぼえていないです。



だからおばあちゃんと、お母さんのことを書きます。



お母さんは、昼間しごとに行って、お父さんの代わりに働いています。

朝早くから、夜おそくまで、いつも働いています。



いつもつかれたといってますが、

甘いおかしやたいやきを買ってきてくれるので、とても大すきです。



おばあちゃんは元気で、通学路のとちゅうまで、

いつもいっしょに歩いてきてくれます。

ごはんはみんなおばあちゃんが、作ってくれてとてもおいしいです。



お母さんが働いているので、父兄参観のときには、

おばあちゃんが来てくれます。



みんなおまえの母ちゃん、ババアなんだとからかってくるので、

はずかしかったけど、でもとてもやさしい、いいおばあちゃんです。



だから、お父さんがいなくても、ぼくはあまりさびしくありません。



お母さんとおばあちゃんがいてくれるからです。



お母さんは、お父さんがいなくて、ゴメンねと言ったりするので、

早くぼくがおとなになって、仕事をして、

うちのお父さん代わりになって、

お母さんとおばあちゃんの生活を楽にしてあげたいと思います。



だから、おばあちゃんには、長生きしてねといつもいっていて、

お母さんには、いつも肩をもんであげています。



二人とも泣いたりするので、少しこまるけど、

そんなお母さんとおばあちゃんが、ぼくは大好きです。


一気にぼくは読み終えた。



先生には、死んだお父さんのことを書けばいいのにと言われると思ったし、

クラスの子たちからは、お前のお父さん、いないのか?

もしかして、捨て子だったんじゃねえか、

と、またいじめられるのか、と思ったりしていた。


顔を上げることも出来なかった僕は、

救いを求めるように、先生の顔を見てみた。

先生は立ったまま泣いていた。



先生だけではなかった。

他の子たちもみんな泣いていた。

僕が初めて好きになった初恋の子は、机にうつぶせして泣いていた。

いじめていた子たちも、みんな泣いていた。



でも、僕にはなぜみんな泣いているのか、分からずにいた。



どうして?



お父さんがいないから、お母さんとおばあちゃんのことを、

仕方なく書いたのに。



どうしてみんな泣いているのだろう?



先生「○○君…」

僕「はい」

先生「先生は、人の心が分からない、ダメな先生でした。

 ごめんなさい。

 世の中には、親御さんのいない子もいるのにね。

 そういう人たちのことも頭になくて、

 お父さんのことを書いて、だなんて。

 本当にごめんなさい」



先生は、顔を覆ったまま、泣き崩れていた。

それがその日起こった出来事だった。



次の日からなぜか、いじめられなくなった。



相変わらず、口悪くからかったりはされたけど、

殴られることはなく、

イジメのリーダー格の子に、遊びに連れて行ってもらえるようになった。



先生は、その後の家庭訪問で、

その日の出来事を、おばあちゃんに話して謝っていた。

作文のことは、僕は話もしていなかったので、少し怒られたけど、

話を聞いた母も、おばあちゃんも、嬉し泣きみたいな、

くちゃくちゃの顔で叱ってくれた。



も今は、立派な、人に誇れるような仕事はしてないけど、

家族のおかげで一人前の大人の男にはなれたと思う。

大人になった今でも、その時のことはなぜか覚えているし、

ふと思い出したりもする。

これが僕が書ける自分の思い出です。

ここまで読んでくれた方には、「ありがとう」と言いたいです。

参考:2ch「心に残るいい話」より




感動シリーズ


いいねfacebook


powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional