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電車内での初老紳士の説諭に乗客の多くが頷きました

電車内での初老紳士の説諭に、乗客の多くが頷きました

画像の説明

【電車内での初老紳士の説諭に乗客の多くが頷きました】



年前のある日の夕方、電車内はラッシュアワーで相当混んでいました。

出発駅から発車三分前、三歳くらいの可愛い女の子を連れた母親が乗ってきました。

そして、続々と乗客が増えて、子供の小さい姿が大人の間で見え隠れしています。



女の子が、ママ、座りたいと言い出します。

若い母親は、誰か席を譲ってくれないか、といったような様子で、

辺りを見回しますが、反応がありません。



やがて女の子は、「ママ、座りたい」とベソをかき始めました。

母親も困っています。



するとこれを見かねたのか、すぐ傍の通路側に座って書類を見ていた

四十歳くらいの男性が、急いで書類を大きな封筒に納めて、

さあどうぞと、子供を座らせてくれました。



吊革につかまりながら見ていた私もホッとしました。



しばらくして、今度は女の子が、窓のところに座りたいと言い出しましたが、

母親が黙っているので、駄々をこね始めました。



今度は、窓側に座っていた六十歳くらいの男の方が、

さあどうぞと言って、立ち上がりました。



すると、今まで向かい側の席で本を読んでいた同じ年齢くらいの、

キチッとした身なりをした紳士が、やおら顔を上げました。



そして、威厳のある声、毅然とした態度で口を開きました>>>

叱る時は、キチンと叱ろうじゃないですか

の紳士は、席を譲ろうとした男性に対し、

「いけません、やめなさい」と言い、その男の方を席に座らせました。



ざわめいていた周囲が、何ごとかと静かになり、皆さんの視線が紳士に集まりました。

続いて紳士が、「我がままをさせてはいけません」と言い、

今度は、その母親に向かって、言葉を続けました。



「あなた方はどこまで行くの?お子さんは何歳ですか?」

「はい○○駅までです。子供は三歳半です」



「○○駅なら二十分余りですね。お子さんはむしろ立たせておきなさい、

 もやしっ子にしないためにね。

 ここに乗っておられる皆さんは、それぞれ、今日一日の仕事を終えて、

 疲れて帰られるところです。

 にもかかわらず、子供さんのために席を譲って下さった。感謝しなければいけませんね。

 それなのに、お子さんが我がままを言っても叱らなかった。

 昔から、三つ子の魂、百までも、と言われてきたことは、

 三、四歳くらいの時のしつけが大切だということです。

 駄々をこねれば何でも通ると思う心で、やがて成長して社会に出た時、

 どういうことになるか。私もあなたも、社会で、新聞、本、テレビなどで、

 多く見聞しているように、困ったことになる。

 だから、幼児でも、叱るときはキチンと叱り、教えることは教えてあげなければならない。

 そこのところが可愛い子供のためにしなければならない責任と愛情です」

と、あたかも自分の娘を諭すように言われ、こんどは周囲を見回して言いました。


「大人社会が悪い、子供だからと甘やかしておいて、

 やがて『今どきの若い者は』と怒り、嘆いている。

 これは自分たちが、社会がそうさせたのに気づかないでいる。そうでしょう」



私は心の中で「はいっ!」と答えました。



始めのうちは、たかが幼児のことで、そこまで肩肘張らなくても…と思いながら聞いていました。

そして周りの皆さんもそうであったと思われます。

ですが、ともすると、小さかった時の自分の子ども、

可愛い一念で甘やかしてきた孫たちのことに思いを致すことになりました。

そして世間の煩わしいこと、面倒なことにかかわりたくない、

見て見ぬふりをしている自分と、この紳士の態度を比べました。

社会全般の昨今の世相の中、生活の中で、教えとしつけの大切さを、

大勢の人の前で淡々と語り諭すその勇気に、私自身も気づかされ、恥ずかしく思いました。



やがて、○○駅が近くなって、その母親は紳士に対し、深く頭を垂れ、礼を述べました。

周囲に恥ずかしそうに、しかし明るく会釈し、子供に「アリガトウ」を言わせて降車口に向かいました。


また件の紳士も、周りの人々に「いや、失礼しました」と述べ、

目で笑って、電車を降りられました。


参考本:心に残るとっておきの話(潮文社編集部)



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