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ビートたけしの伝説からひとつ抜粋

ビートたけしの伝説からひとつ抜粋

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【ビートたけしの伝説からひとつ抜粋】


プロボクサーの渡嘉敷勝男さんは、ビートたけしさんに心酔しています。

渡嘉敷さんは、子供みたいに純真な心の持ち主だし、

いったん、受けた恩に対して絶対に忘れないという律儀さがあります。

渡嘉敷さんがたけしさんに受けた恩とは、どんなものだったのか。



ドッキリでも何でもなく、渡嘉敷さんが何かの理由で、

ヤクザにイチャモンをつけられ、

さらに組事務所にまで連れて行かれました。

パニックになった渡嘉敷さん、当時、彼が出演していた番組のリーダー、

ビートたけしさんを思い出し、たけしさんに電話で助けを求めました。



たけしさん、「今から行くよ」と答えました。

そして、ほんとに組事務所まで駆けつけたのです。



たけしさんは、組事務所のあるビルの一室に入って行きました。



たけしさんの運転手は、10分、15分と待っても戻ってこないので、

いつでも警察に電話できる準備をしつつ、思い切って事務所に入りました。



そうすると、そこでは思わぬ光景が繰り広げられていたのです>>>

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んと、その事務所の一室で、たけしさんは漫談の真っ最中だったそうです。

怖い人たちを笑いの渦に巻き込んでいます。



ひとり渡嘉敷さんは、部屋の隅で泣き笑いの表情になっていました。

結果として、お金をとられることも、暴力を振るわれることもなく、

たけしさんは、渡嘉敷さんを救い出すことができたそうです。

怖い人たちも、さすがに天下のビートたけしが乗り込んできて、

まさか自分たちの目の前で漫談をやらかす度胸には、

度肝を抜かれたのかもしれません。



ビートたけし名言集の中にこんなひと言があります。



「変な言い方だけど、自分のために死んでくれる人間が何人いるよりも

 そいつのためなら命をかけられるって友達が1人でもいる方が

 人間としては幸せだと思う

まさに、そんな言葉を体現するようなエピソードでした。



さらにこんな後日談があります。



某お笑い番組で、こちらはドッキリを仕掛けるという内容でした。

たけしさんが炎の中を脱出するイリュージョンに挑戦するが、

失敗するというドッキリの設定でした。



軍団のメンバーの多くは、ドッキリだと知っていたから、

仰天したふりだけしています。だから動きませんでした。



その時、誰よりも早く炎に向かって救出に走った男がいます。

その人こそ、渡嘉敷さんだったのです。


出典:北野武伝説



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