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おじちゃんの録ったカセットテープ

おじちゃんの録ったカセットテープ

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《読者様からの投稿》【実話】ポチッとなな様(福岡県)

『おじちゃんの録ったカセットテープ』

おばちゃんの初盆のときだった。

『おじちゃん、例の奴みせてもいいかな』

父が促すとおじちゃん(私は小さい頃からそう呼んでいる)が、

ある箱を見せてくれた。


その箱の中には、何やら日付が一つ一つかかれているカセットテープが、

ぎっしり整頓され入っていた。


おばちゃんが弱年性アルツハイマーを40代で発症していたのをわたしは知っていた。


頭の手術をして、髪の毛が短くなっても、外にあまりでられなくなっても、

いつも笑顔で、例えるなら、百合の花のように美しく凛とした女性だった。


ちなみに、おばちゃんは祖父の妹である(だから正確には大叔母ということになる)。

私は余りおじちゃんの介護の話は知らないのだが、

聞くところによると、祖父が亡くなって以降、おばちゃんの痴呆がエスカレートしたようだ。



甥である父のことを兄さんと言ったりした。父子で面影が似ているせいだろうか。



また風呂の世話などをしてくれている、(夫である)おじちゃんに対し『あなた誰よ。その女!』

と罵声したなど聞いていた。


おばちゃんの息子達はまったくといっていいほど、里帰りをしない。

三年に一度くらいかな。


おじちゃんが体調を崩し、一人じゃどうもできなくなって、おばちゃんは施設にはいったんだけど、

おじちゃんは毎日おばちゃんに会いに行っていた。


おじちゃんがいけないときは、父が代わりに会いに行っていた。


私も里帰りしたときは、おばちゃんに会いに行き、保育園で子供達と歌う歌を一緒にうたったが、

私のことはわからなかったみたいだ。


でも笑顔で『ありがとう』といってくれた。



そんなある日、おばちゃんは、とうとう、おじちゃんのことを忘れてしまった。


「この日がついにきてしまったんだと思った」

おじちゃんはそう話してくれた。


少しでもおばちゃんの頭に思い出が残るように

おじちゃんは、どうしようと考え、

カセットテープに毎日おばちゃんと何をしたかを録音し続けた。



『11月20日。今日はいつもより暖かい日だったね。母さん、今日は上手に自分の名前、書けたね』


おじちゃんは、雨の日も、風の日も雪の日も、優しい声でおばちゃんに呼び掛けていた。


消えないように

二人の過ごした足跡を・・・。



息子のうまれる一ヶ月前に、おばちゃんは亡くなった。


息子を抱いてほしかった。そう思うとともに、



おじちゃん、お疲れ様と思った。


今年の、おじちゃんちの盆も寂しいものだった。


遊びに行くとおじちゃんは、笑顔で息子を抱いてくれ、

自分と似た仕事についたパパの話を目をギラギラさせながら聞いている。


おじちゃん90歳。私より料理に裁縫、パソコンが上手☆


無理をしないで、長生きしてね。


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